普段何気なく歩いている道路ですが、舗装された路盤の下には、実は色々な工夫がされています。
今回は、道路の路盤の下にはどのような舗装がされているのかを解説します。
▼アスファルト舗装は何層にもわたって行われる
道路の舗装というと、地面にアスファルトを流して固めれば終わり、というイメージがありますよね。
しかし、道路舗装は何層にもわたって構築されており、単純なものではありません。
■路盤は舗装の一番下の部分
アスファルトの「舗装」は、主に3つの層で更生されます。
一番上が「表層」、その下が「基層」、さらにその下が「路盤」です。
表層は車や自転車が走りますので、耐久性やなめらかさにこだわった
施工になっています。
基層は表層の負荷を分散させるための部分で、ここにも表層と同じくアスファルトが使われます。
その下の路盤は、「上層路盤」と「下層路盤」の二つに分かれていて、表層や基層にかかる負荷をさらに和らげる役割を担っています。
■現場によって構造の内容にも工夫がある
道路は、交通量だけでなく地盤の傾向や気象条件にも影響を受けます。
例えば寒冷地の場合は低温に耐えられるような素材を使う必要がありますし、高温になる可能性が高い場所は、熱の負荷がかかっても歪みにくい
施工が求められます。
道路舗装と一言で言っても、路盤の整備含め、工事は単純なものではありません。
常に最新の技術によって、より安全な道路が整備されています。
▼まとめ
もし次に
道路工事の現場を目にしたら、どのような工程を行っているか観察してみると良いでしょう。
人々の安全のための工夫が詰まっていると思うと、これまでと違う視点から道路を見ることができるかもしれません。